学習院大学生涯学習センターで行われている“貿易実務講座”の受講生を対象にアンケートを取りました。
内訳は学生が80%、社会人は20%と大学の公開講座ということもあって学生が多かったです。また講座開催時間が18時50分ということもあって社会人には受講しづらい時間帯でした。
アンケート回答者は全員が女性でした。講座受講の動機は就職の準備が60%、キャリアアップが40%と、直近では必要ないが先を考えた受講動機がすべてでした。
資格の勉強時間に関しては週1時間勉強した人が20%、週に2時間勉強した人が20%、一番多かったのが週3時間勉強した人で40%でした。貿易実務検定C級の目安勉強時間が50~60時間なので、受講生の勉強時間は比較的少ないようです。大部分が学生ということもあって資格に対してはゆっくり準備をしているようです。
貿易の資格ということもあってか、受講生はTOEIC、TOEFLやDELF(仏語検定)など語学に関する資格を持っている人が多くました。また今後取りたい資格に通関士、簿記やTOEICなど将来に直接関連する資格が挙げられていました。
この資格を勉強していて難しかった点は
・貿易実務は専門用語が多く、0からだと覚えにくい。(34歳社会人女性)
・貿易実務の内容はすべてがはじめて聞く内容なので、理解するのに時間がかかった。(大学3年生女性)
などの意見がありました。
用語が英語であったり、実務に関する知識など英語が苦手な人や予備知識が少ない人は勉強に苦戦されたようです。
今回のアンケートでは回答者が全員女性や受講動機が将来を見据えてということで、女性のキャリアアップに対する向上心が顕著に感じられる結果になりました。